RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Prince「HITnRUN Phase Two」
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今年4月21日に急逝してしまった音楽界で唯一無二の皇子、Princeの通算三十五作目となる『HITnRUN Phase Two』を御紹介。全世界が衝撃し消沈したPrinceの急死からもう半年近くが経とうとしています、それでもなんだかここ日本にいると実感が湧かなかったり。本作は2015年の末に前作『HITnRUN Phase One』同様にTIDALからまず先行配信され、その後今年に入ってからフィジカルでもリリースされました。その頃にPrinceは急逝してしまい、結果本作がPrinceの遺作となってしまったのです(悲)。最後の最後に、きちんとPrinceのコントロール下でアルバムが出されていた事は、完璧主義者であろうPrinceにとってもよかったのではないかと思います(これからはPrinceの遺した未発表音源がなんらかの形で出されるかも)。
という訳で湿っぽい話は止めにして感想を書こうと・・・・・・まず本作は2010年以降から単発で発表されていた楽曲を収録したものになっていて、それをPrinceなりに一つのアルバムとして構築したように思います。そして制作、アレンジ、演奏をには、あのPrince & The New Power Generationとクレジットされているのもグッド(痺)。まずは頻発する警官による黒人への差別的な攻撃に異を唱えた「Baltimore」で幕開け、勿論Princeも相当な怒りをもっているのだろうけれど、ここで歌われる曲は清々しくて驚くほどにクリア。まるで曇天がすっきりと晴れて虹が架けるように、淀んだ空気をピンと優しく奮い立たせるPrinceのギターの音色が美しい(吐息)。すべてを包み込むように駆けるPrinceの端麗なヴォーカルもやはり神懸かりで、大きな人類愛で象られた澄み切った平和曲。「Rocknroll Loveaffair」はPrince得意のロックでありながらやはり朗らかで揚々としていて、燦々と輝く太陽の下でオフロードを気にせずゆっくり転がり走るような爽快感がたまりません。「2 Y. 2 D」は金色の音色がブバッブバッと炸裂するPrinceにしか繰り出せないファンクロック、カクカクとした硬質な音色に乗せてPrinceのド派手でギラギラしたヴォーカルが弾けます。しかし、そんなファンク&ロック路線も好きだけれど僕的に欲しかったのは「Look At Me, Look At U」みたいな御洒落ジャジーな浪漫メロウ、とにかく触りの部分を聴いただけで確実にとろけてしまいます(骨抜)。じっくりと触れて撫でるようにエロく曲線的丸みのあるトラックはボルドー色でエレガントですし、まるで囁くような近距離での体温を感じ取れるPrinceの甘くて毒のある艶っぽいヴォーカルもセクシー過ぎる(悶絶)。ゾクゾクするほどに刺激的に尖った弦のカッティングに、バリバリと空間を破るホーンの音色、極め付けに名曲「Kiss」のコードが飛び出す「Stare」。ハッハッハッと刻む息遣いのビートに、Princeのしなやかで敏捷なヴォーカルが鋭く駆けるのもカッコイイ。ホーンやシンセやシンセ打ち込みがバチバチと強炭酸のよいに弾けるの気持ちいいPrince流ラブソング「Xtraloveable」は、これだけ強く大きく波打つ軽妙ファンクトラックながらも、やはりPrinceの挑発的でいて余裕綽々で柔らかくセクシーなヴォーカルが混ざると、途端にいやらしい曲線が生まれるんだから凄い(高揚)。まるで星が降るようにキラキラと細やかに輝く鍵盤音と弦音、ホーンの瞬きが眩い「Groovy Potential」。夜風のようにしとやかで涼しげなPrinceのヴォーカルが綺麗で、ドクドクと鳴るリフやビートが恋人達の静かな欲情や興奮と重なる刺激的なミッドナイトチューン。ゆったりと流れる河がやがて海へと繋がるような広がりを聴かせる、純朴で壮大なラブバラード「When She Comes」はレトロソウルではあるけれど、僕はなんだかJohny Cash的な慕情も感じたり。終始その繊細なファルセットで蚕糸を紡ぐようなPrinceのヴォーカルが、ゆっくりじっくりと聴き手を昇天させます(恍惚)。バキバキのギターとドラムスのサウンドでぶつかる直角ロックチューン「Screwdriver」、Princeのやるロックはすんなりと僕の鼓膜でも吸収してしまうから驚き。7分に及ぶ長尺の「Black Muse」はLiv WarfieldやElisa Dease、Andy AlloらNPGの女性陣のコーラスが効いていて、ミントのように爽快感のあるレトロソウルな仕上がりで心地良い。僕が本作中で最も好きなのが珠玉のバラード「Revelation」、シルクのシーツの上で恋人同士が躰と吐息を絡めあう様な、静けさと熱と密着感がたまらない一曲。もぞもぞと動き仰け反る曲線を指先や舌先でなぞるような、Princeの繊細で艶やかで変態的なヴォーカルがもうセクシー過ぎてたまりません(朦朧)。途中でのビリビリと鳴るギタープレイも最高にエロくて、オーガズムに達したようにビクビクと痙攣するようでもう凄い(昇天)。最後はNPG総力戦で演奏し聴き手を揺らす清涼ファンクチューン「Big City」で幕切れ、やっぱりこういう壮大なスケールの曲も巧い。

前作『HITnRUN Phase One』ではJoshua Welton(3rd Eye Girlのドラマー、Hannah Weltonの旦那様。ちなみにHannah WeltonによるPrinceへの追悼文がこちら)が共同Producerとしてクレジットされていて、その影響もあってかちょっと毛色の違う(僕的には違和感のある)斬新なトラックが多かったように思います。がしかし、その続編(?)となる本作ではそんなのが皆無、完璧にPrince節が戻っていて悲しいけれど最後の作品に相応しい最高の一枚となっております。Princeの新たな作品を聴けないというのはやはり悲しいけれど、こうしてPrinceの遺した音楽を聴けば、彼と会って踊って楽しめるからいいかななんて、最近は思えるようになりました。




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