RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Banks & Steelz「Anything But Words」
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Wu-Tang ClanのRZAとInterpolのPaul Banksによるコラボプロジェクト、Banks & Steelzの企画盤『Anything But Words』を御紹介。僕はハッキリ言ってロックバンドInterpolも全く知らないのですが、RZAとPaul Banksに関しては2013年頃から既に共に音楽を作り始めていたのだそう。Rolling Stone誌でのインタビューでRZAは、マネージャーから“次は誰とやりたい?”と訊かれて、思いついたのがPaul Banksとのコラボだったんだとか。RZAは音楽活動も地道にやっていて(地道というのは妥当でないか、ラブコールが絶えない)、客演で呼ばれたりもしばしば。最近は映画制作にも通じていて、13年公開の『アイアン・フィスト』もいろんな意味で最高でしたし、この映画のサントラ盤も凄く豪華でお勧めです。
それでは横道に逸れるのはこの辺で終了して本題に入ろう・・・・・・まずはJohn HillとKid Harpoonが共同制作した、強烈なキックスネアに蹴飛ばされて疾風のようなメロディが吹き飛ぶ「Giant」で華々しくド派手にスタート。極限にまで鍛錬されたRZAの功夫ラップが瓦割りするようにビートをバキ折りながら突進し、Paul Banksの涼しげなクリスタルヴォーカルが光を反射するのがクール。ビリビリと低刺激な電撃を放出し、稲妻のように直角的なメロディを紡ぐシンセがカッコイイ「Ana Electronic」はBanks & Steelzの制作。電子が遊離し四方八方に暴れるトラックの中で、Paul Banksの氷のように青白く澄んだヴォーカルが鋭利に鼓膜を撫でるのも、RZAの青銅のようにくすんで硬い光沢のあるラップがゴツゴツと積み上がるのもたまらない。Banks & Steelzが制作の「Sword In The Stone」はDorian & Bob Callaghan Orchestra「Black Emmanuelle」をサンプリグし、古参でありエキセントリックなKool Keithが客演参加。黒煙のような弦音を重たく燻らしジワジワと充満させるトラックの中では、隠密のようにそっと忍び寄り的確に鼓膜を突き破るRZAの武術ラップの独壇場、そこにKool Keithのバチバチと火花を散らして滑空するようなラップが入るから暴発感がプラスされます。砂塵のような音色がザラザラと流れる砂嵐のような「Speedway Sonora」もBanks & Steelzが制作を担当、RZAの岩をも砕く少林寺ラップがその砂塵を纏って空を切り、Paul Banksのドライフラワーのように色褪せた色彩のヴォーカルが淡い。Andrew Wyattが制作し、あのFlorence Welchが客演参加した「Wild Season」も妙味。パカスカと鳴るパーカッションとメルティに鳴るマーブル模様のサウンド、Paul Banksのクリスタルのように透き通った白いヴォーカル、黒真珠のようなFlorence Welchの艶っぽくも重厚なヴォーカル、RZAの青銅のようにマットで深く濁った輝きを燃やすラップ、そのどれもが不思議と融合した歪な装飾品のような一曲(壮美)。「Anything But Words」はBanks & SteelzとAri Levineが共同制作しており、オルゴールが錆び付いたような軋んだ音色がゆっくり回るトラックに、Paul Banksの宵の明星のように暗く静かに輝くヴォーカルとRZAのドドメ色のラップが鈍色に輝きます。Banks & Steelz制作の「Conceal」はPaul Banksの朧げなヴォーカルが白い霧のようにしっとりと鼓膜を包み、RZAの鋼鉄製のラップが冷たく尖って刺さるロックメロウな繊細曲。言葉の端々まで丹念に研ぎ澄まし鍛錬したRZAの鋼鉄ラップだからこそ、この静寂を侘び寂びとして昇華できるのです(感嘆)。同じくBanks & Steelz制作の「Love And War」ではGhostface Killahが客演で参加、しとやかで哀愁の漂う枯れメロウなトラックの上で、砲弾のような勢いのあるGhostface Killahと隠密のように静かにそっと斬るRZAの対比が素晴らしい。Paul Banksの白昼夢のように甘く毒々しく蝕むヴォーカルがドリーミーな「Can't Hardly Feel」もBanks & Steelz制作、こういう霜が降りそうなほんのりと冷たいトラックだとRZAの鋼鉄のように静かで硬いラップが映える。Banks & Steelz制作の「One By One」は鉛空のように重たくて冷たいトラックに、Paul Banksの凍えそうなヴォーカルがヒリヒリと吹き抜けるので鼓膜がかじかむ。例のごとくRZAのラップは低温チルドな感触で、だんだんと凍傷になってしまいそうなほど鋭利クール。Banks & Steelzが制作の「Gonna Make It」の深々と雪が降り積もり雪化粧をするようなサウンド&ヴォーカルが幻想的、RZAの的確に迅速で痛点を突く(この場合は気持ち良い)青銅ラップも深みがあって鈍色でカッコイイ(痺)。最後を締め括るのは、Wu-Tang ClanからMethod ManとMasta Killaの両名を召喚した、Banks & Steelz制作の「Point Of View」。乾いた血が煙になって立ち上るように細く儚く揺れるPaul Banksの淡息のような歌声に、Method ManやMasta Killa、RZAといった暗澹を背に鋭利に斬りつける武術ラップが鼓膜を静かにシバきます(倒)。

チルウェイブ寄りやオルタナティブ寄りといった様に、最近はビートやサンプリングの溶解化が進むばかりのRapミュージックには首を傾げてしまう場面もありますが、こういう異種格闘技的にその分野のプロ同士が膝を突き合わせて音楽を創るのは好き。Wu-Tang Clanの中でも派手に暴れるのがGhostface KillahやOl' Dirty Basterd、Method Manとしたらば、RZAやGZA、Raekwonは静かな暗殺部隊といった感じ。そのRZAがロックをミクスチャーしたサウンドで得意の鉄拳ラップを突くんだから、やはり三十路オーバーな僕らWu-Tang Clan世代としては微笑ましいばかり、カッコ良かったです。これを機に、いつかはPaul Banks属するInterpolも聴いてみたいなとも思いました。






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