RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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De La Soul「And The Anonymous Nobody」
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PosdnousにDaveにMaseoの2MC1DJで構成されるベテラントリオ、De La Soulの通算八作目となる『And The Anonymous Nobody』を御紹介。Jungle BrothersやA Tribe Called Questらと共にNative Toungeとして一時代を築いたのがDe La Soul。そのスタイルのユーモア性やサンプリングなどの革新性でユニークな存在として他とは一線を画し、多くの人気作を残しています。そんなDe La Soulの新作は最近よく耳にするクラウドファンディング・サービスのひとつ、Kickstarterにて出資を募りなんと60万ドル(日本円にして7200万円!)もの資金援助を受けて制作されたもの。自主レーベル“A.O.I. Records”からのリリースとなる本作はサンプリングのクリアランス問題も避けて、スタジオセッションで録ったサウンドをサンプリングしたりと、文字通りDe La Soulメンバーが完全に掌握した形での制作リリースになったようです。しかも本作は前作よりおよそ12年ぶりの新作、その間にPosdnousとDaveのサイドプロジェクトのPlug 1 & Plug 2『First Serve』のリリースもあったりしましたが、こうして新作を聴けるのは嬉しい限り。
てなワケでざっくりとですが簡素な感想を書きますね・・・・・・まずは華麗なストリングスに乗せてJill Scottの優雅な語りが聴ける「Genesis」、幕開けとしては最高に贅沢だけれどやはりJill Scottには歌って欲しかったかな。続くDave制作の「Royalty Capes」はネットリと練り飴のようなホーンの造形の溝に沿って、De La Soulの渋みのある重厚なラップがズジンズシンと響く一曲。Supa Dave Westが制作した「Pain」ではSnoop Doggが客演参加、ペリペリと鳴らす弦音のささくれ立った音色に、ぼんやりとネオンカラーなシンセが瞬くのが軽妙でグッド。西海岸的な柔らかな陽風が鼓膜を撫でるのが素晴らしく、De La SoulとSnoop Doggの肩の力の抜けた軽く転がすようなラップの掛け合いも妙技。Daveが制作を担当した「Property Of Spitkikcer.com」はRoc Marcianoが客演参加、De La Soulらしいシタシタとドラムスを微かに鳴らすJazzっぽいトラックに、サイボーグの様にエフェクトをかけたロボ声ラップがなんともクールで面白い。しかもRoc Marcianoの骨太で重厚なラップがズシンと重心を落とさせるのが面白く、水と油なんだけれどその浮き沈みの差がナイス。続く「Memory Of... (US)」はあのPete Rockが制作を担当し、そのPete RockとEstelleが客演で参加しております。Jae Mason「Diana」をサンプリングしたトラックはそのキメの細かいシルキーな気品と滑らかさはそのままに、Estellleのけして張らない華やかなヴォーカルが飾り高貴な縫いを施し、Pete Rockらしい黒檀ビートに乗ってDe La Soulの脱力ラップが跳ねるのも心地良し。Posdnousが制作した「Lord Intended」ではthe DarknessのJustin Hawkinsが客演参加、稲妻型にザクザクと尖ったエレキギターの硬いメロディトラックは、昔のL.L. Cool JやBeastie Boysを思わせるロックチューンでカッコイイ(痺)。David Byrneが客演参加した「Snoopies」はPosdnousが制作で、Aap Ki Nazron Ne Samjha」をサンプリングした角切りゼリーみたいな電子音が鳴るキュービックなトラック挿入の後、ボムボムと弾力のあるビートと鬼スクラッチが横断しDe La Soulがここぞとばかりにラップをはめ込むリバーシブル仕様。Ethan Phillipsが制作した「Greyhounds」ではまさかのUsherが客演参加、夜光虫をそっと掌に閉じ込めたような淡く幻想的に明滅するトラックにスムースに囁くDe La Soulのラップ、そして静寂を壊さぬUsherの月光のように繊細で甘いヴォーカルとすべてが美しい(溜息)。Supa Dave West制作の「Trainwreck」はJames Brown「Sex Machine」を下敷きに、カンカンと打つ鐘音に揚々と抜けるトラックがまるで山の上の沿線を走る機関車のよう、しかし突然と脱線し大破するような終わりでバツン。The Anonymous Nobodiesが制作の「Drawn」ではLitlle Dragonが客演参加、と言ってもハープのような音色を爪弾き零すシャボンのようなトラックの大半はLittle Dragonの淡白なヴォーカルで、終盤30秒ほどでようやくとバツバツとビートを挫いてDe La Soulのタフな降ってくる意表を突く一曲。同じくThe Anonymous Nobodiesが制作の「Whoodeeni」では2 Chainz(これは驚きの起用)が客演参加、徐々に熱を放出しながら加速するオンボロモーターの様なトラックで、2 Chainzの相変わらずモッサリとした援護射撃ラップが抜群にカッコイイ一曲。De La SoulやATCQが得意とするベースのマットなグルーヴで硬く紡ぐ「Nosed Up」はSupa Dave Eastが制作、こういう勤倹質素な直角トラックこそ彼らの燻し銀なテイストが輝いてグッド。The Anonymous Nobodiesが制作で、あのDamon Albarnが客演参加した「Here In After」は南風のように乾いて軽い鮮やかなエアリートラックが翻るアッパーで、De La Soulの気張らないラップリレーも良いしDamon Albarnの土煙のように舞い上がるサラサラとしたヴォーカルもダメージ感を演出していてカッコイイ。最後を締め括るのもThe Anonymous Nobodies制作の「Exodus」で、太陽の端っこのように煌き散らす弦音の細やかな音色に、De La Soulの温かなポエトリーリーディングが漂うのがとっても心地良いのです。

De La Soulっぽさも残しつつも、あれこれと客演も招いて実験的な曲も多かった一枚で満足。生のセッションっぽいトラックの中で、De La Soulはふらっとラップして自由に出入りしてやっている感じがなんとも面白い。サウンドもラップも共に固めたものを回しているというよりも、三人が回しているうちに固まったものがそのままアルバムになったような。昔からのファンも新しいファンも単純に楽しめる一枚、Kickstarter万歳といった感じです。






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