RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
168位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
43位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
国カウンター
free counters
Category: 男性R&B  Tags: ---

Comment: 4  Trackback: 0

Usher「Hard II Love」
usher-hard-2-love.jpeg

今なお進化し続けるR&B界のスーパースター、Usherの通算八作目となる『Hard II Love』を御紹介。前作『Looking 4 Myself』からおよそ四年ぶりとなる本作、本来ならば『Flawed』というタイトルでのリリースがアナウンスされていた筈ですが、紆余曲折で延期を重ねてタイトルまで一新されてのリリースという事で驚き。前作からの間に発表されたシングル「Godd Kisser」「She Came II Give It To You」がどれも不発だったのか(それが延期の理由なのか)、結局はどれも本作には収録されずとなっています(悲)。しかしこうして無事にリリースされたのは嬉しい限り、ただしジャケットに関してはこれまでのUsher作品の中では最も僕は嫌いです(無関係)。
という訳で聴いた感想をなんとなしに書いていきますと・・・・・・まずはPaul Epworthが制作を担当した「Need U」でスタート、スーッと氷結するように鋭くも鮮麗な電子音がヒリヒリと鼓膜を刺激して、Usherのフルーティな微炭酸ヴォーカルが甘酸っぱくスプラッシュするのが最高に美味なクリアテイストなメロウ。「Missin U」はPop WanselとToroが共同制作しており、湿地で蛙が一斉に鳴くような湿ったゲコゲコビートを乱打しながらも、フックではそのその湿地から美しい蓮の華が咲くように芳香するフローラルなソウル転調が憎い演出でグッド。本作からのシングルとなったのがYoung Thug客演の「No Limit」、制作はBrandon "B.A.M." Hodgeが担当。Master PやC Murderの名前も挿みつつ(これが三十路オーバーには技有り)、ドボドボとゼラチン質なメロディが独特の弾力と隙間を生み、その角切りゼリーな隙間をUsherがのらりくらりと歪曲しヴォーカルを侵食させるのが癖になります。盟友Lil Jonの雄叫びフックが耳にこびり付く「Bump」は、C. "Tricky" StewartとTerius "The-Dream" Nashが共同制作で、サンプリングにLuke「I Wanna Rock (Doo Doo Brown)」を使用。パッパッパッパッと光り繋がる神経伝達物質のようなシンセが、清らかで瑞々しい鍵盤音を鼓膜を通じて視覚的にプロジェクションマッピング化してしまう、次世代クランクの雛形になるであろう一曲(期待)。Usherはネッチリと粘着質なラップ風の歌唱も交えつつ、じわじわと体熱を上げてふわっと蒸発させるようなファルセットがたまらなく艶っぽく美しい(溜息)。続く「Let Me」はPARTYNEXTDOORが制作(Co制作をDavid Prep Hughes)しており、サンプリングにはReady For The World「Love You Down」を使用。霧雨のように煙って水を滴らせる保湿メロウで、時に水面を滑る波紋のような、時に落ちて跳ねる雫のようなUsherのヴォーカルが刹那で幻想的。R!oが制作(Co制作をKamo)した「Downtime」は、砂塵を巻き上げて吹く乾いた風のような音色が褪せて美しい風化メロウで、Usherのドライなヴォーカルがズブズブと鼓膜に埋もれてゆく感触がすごく印象的。前作「Climax」路線を踏襲したような(しかし陰と陽でまるきり両極にある)透明感のある光沢繊細ファイバーな「Crush」はFALLENとCarlos St. Johnが共同制作(ソングライトにはあのLatifも関与)。雨上がりに広がる青空のように、潤んで滲ませたような清涼感溢れるUsherのファルセットが胸を洗って眩い。Metro BoominとFrank Dukesの売れっ子タッグが制作した「Make U A Believer」は、ビートとメロディを脱色しを溶解化したようなトラックは当然トラップ要素が入りつつも、Usherのヴォーカルはスピード感に溢れ光線のように鋭く直線で、しかしフラッシュのように瞬くようでもあり刺激的。Dernst "D'Mile" Emile IIが制作を担当した「Mind Of A Man」は1分弱の短い曲ながら、冷たくて澄んだ真水の中にすーっと静かに沈んでゆくようで、鼓膜が洗われリセットされます。そのDernst "D'Mile" Emile IIが再び制作を担当した「FWM」は、完全にEDMを咀嚼し消化し切ったUsherならではのビートの乗りこなしで、甘酸っぱい果汁のようなメロディとヴォーカルがとてもカラフルで鮮やか(妙味)。K-MajorとMurphy Kidが共同制作した「Rivals」ではFutureが客演参加、宵の明星がだんだんとその輝きを滲ませ朝焼けへと変化してゆくようなメロディが淡く美しく、Usherの反射光のように鮮麗なヴォーカルとFutureの目醒めにも似たぼんやりとしたヴォーカルが揺れるのも独特で美しい。8分半にも及ぶ長尺曲「Tell Me」はTre DramzにGeniuz League、そそてRyan Tobyが共同制作。空との境目がわからないほどの高さへ舞い上がり、冷たく澄んだ空気を吸うような標高5000mスロウジャム。ゆっくりと壮大に、薄く霞んで漂うような、Usherの青白い峰々を連ねるように展開するキリマンジャロヴォーカルがやはり壮麗でロマンチック(圧倒)。XSDTRKが制作を担当した「Hard II Love」はエレキギターの弦音が崩れる砂城のような脆さと枯渇をシンクロさせ、大理石のように硬く滑らかな質感と輝きを放つUsherのヴォーカルが冴えるミッド。J. HillとTane Runoが制作した「Stronger」はクワイヤを率いており、そのChoir部分はWarryn CampbellとAdonis Shropshireが制作を担当しております。南米産みたいなビートがすべてを震わせ鼓舞し突き進むトラックに乗せ、疾走感と重厚感のあるUsherとクワイヤの閃光のように鋭く直線に貫くヴォーカルが眩くもタフで素晴らしい(鳥肌)。最後を飾るのはUsherも出演した伝説のボクサーRoberto Duránの伝記映画『Hands Of Stone』の劇中歌「Champions」、制作はあのRaphael Saadiqが担当しております(驚)。Rubén Bladesを招聘した中米音楽テイストのトラックは毛色が違い過ぎてボーナス曲扱いでも良かったかな、しかし熱く乾いた風の吹き抜けるような爽快感はナイスな一曲で心地良い。

『Raymond v Raymond』辺りから顕著になったEDM的な嗜好とは少し決別し(もっと言えば「DJ Got Us Fallin' In Love」が特大ヒットした『Versus』以降か)、R&Bに回帰したようなサウンドでみんなの反応(ここで言う皆とはR&B愛好家を指す)も上々な気がします。しかしR&Bに回帰したといってもR&Bをアップデートしていてかなり攻めの姿勢の一枚、アンビエントな中で綺麗にビートの角を立たせてしまうこれを成立させるのは、R&BとPopの境界線を絶妙なステップで華麗に行き来できるUsherならでは(賛辞)。








スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Comments

こんばんは。

メロウな曲に怒声を混ぜるのが、甘い物に塩を使うというか、パウンドケーキにブランデーを垂らすというか、そういう効果を改めて感じた“Bump”があまりにも素晴らしくて、それ以外の曲があまり印象にないくらいなのですが、大半の曲はちゃんとしたR&Bで満足しました。
USHERほどのシンガーがラップ歌唱をする必要はないと、皮肉にも“No Limit”でのYOUNG THUGとの対比によって思わされたのですが、それでもいいアルバムです。
小森さん、いつも貴重なコメントありがとうございます!
本当に「Bump」良かったですね、表現もよく分かります!
確かにラップシンギングは不要ですね、でも格好良かった。
R&Bな感じが本当に久しぶりで良かった、しかし「No Limit」はやはりMuster Pとか呼ぶべきだった気が(笑)。
何度もすみません(>_<)

実はMASTER Pのミックステープに、本人が出てくるリミックスが入ってます。たしかタイトルは『THE G MIXTAPE』だったかな………
小森さん!
おおおおお、ありがとうございます!
それは要チェックですね!聴かなきゃ!
さすが情報通、ありがとうございます!

Leave a Comment