RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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The Lox「Filthy America…It's Beautiful」
The-Lox-Filthy-America-Its-Beautiful-Album-Release-Dec-2016-billboard-1548-embed.jpg

あのThe Notorious B.I.G.との現役共演の経験もあるベテラン衆、The Loxの通算三作目となる『Filthy America…It's Beautiful』を御紹介。The LoxはNew YorkはYonkersで結成され、言わずと知れたJadakiss、Styles P、Sheek Louchの3人で構成される実力者トリオ。デビュー当時はBad Boy Records、次にRuff Rydersと人気レーベルを牽引しました。その後はそれぞれがソロ作を発表し人気を獲得、特にJadakissとStyles Pは揃って外部客演することも多く、存在感も抜群です。そんな個々に人気のある彼らがおよそ16年ぶりとなる新作をドロップ、しかもあのJay Z率いるRoc Nationとパートナー契約を結んでです。もともとはJadakissとJay Zの間にビーフがあったと思うんですが(結局は側近のBeanie Sigelとのビーフにすり替わったような)、その後のJay Z「Roc Boys (And The Winner Is...)」にもカメオ出演していて、Roc-A-Fella(Roc Nationの前身)とも契約し傑作『The Last Kiss』もリリースしていましたっけ。その流れでか、The LoxのグループでRoc Nationと契約し新作まで発表したのは嬉しい限り。The Loxではなかったけれど、それを包括したより大所帯のD-Blockでは、あのWu-Tang Clanと合体したWu Block『Wu Block』なんてのもリリースしましたね。
という訳でお得意のザックリ感想をここで披露・・・・・・まずはBuda And Grandzが制作したオカルトホラーな「Omen」でスタート、ヒューヒューと隙間風のようにこだまする霊的な声ループが恐ろしく、冷酷で青白く光るThe Loxのラップと見事にマッチング。Daysel The Machineが制作した「What Else You Need To Know」はカリカリと氷を砕くように弾け鳴る鍵盤音がシリアスさを増幅させる一曲で、やはり氷点下なほどに冷たく悴むマイクリレー(Sheek Louchだけは熱っぽいが)がThe Loxらしい斬れ味。V Don制作の「The Family」ではSummer Witch Music「Ambient Dreams」をサンプリング、鉱石のような角張ったプリズム模様のシンセがふわふわと瞬くミッドトラックに、それを美しくカットするように綺麗に研磨されたThe Loxのラップがザクザクと突き出るのがなんともクール。Jimmy DukesとSmiley's Peopleが共同制作した「The Agreement」では、Fetty WapとDyce Payneが客演で参加。モヤモヤと薄明かりを溶かす朝靄のような電子音の揺らめきがなんとも美しく、これはフックに白い吐息のように靄のかかったFetty Wapの歌声を起用したのが巧く、その中でThe Loxもゆっくりジワジワと霜が降りるようにラップを垂れるのがグッド。「Move Forward」はあのDJ Premierが制作を担当しており、ピアノ鍵盤のループにビートとスクラッチをゴツゴツにドッキングさせたPrimo節な硬い一曲で、こういう白黒のシンプルな曲がThe Loxの燻し銀で研ぎ澄まされた熟練三羽烏のマイクリレーにばっちりハマります。Isaac Hayes「Hyperbolicsyllabicsquedalymistic」を大胆ネタ使いした「Savior」はDaysel The Machineが制作、これはもう下敷きのネタがナイスで鍵盤音からベースからドス黒いファンクが破裂していて、こういうビートビートしたトタン造りなトラックの方が、The Loxの硬質でエッヂーなラップを堪能できます。「Don't You Cry」はPav Bundyが制作を担当、90年代の東海岸を彷彿とさせるチクチクと棘の立った殺伐としたドラムスコーティングのアッパーで、冷気をも纏い殺気立ったThe Loxのマイクリレーに思わず凍り付いてしまうシリアスチューン。あのDame Greaseが制作した「Hard Life」では、同じくN.Y.出身の盟友Mobb Deepが客演参加。夜の霧を散らす月光のような瞬きが美しいトラックの中で、The LoxとMobb Deepというシリアスで鋭利なマイクリレーが飛び交うのが恐ろしくも綺麗。表題曲となる「Filthy America」はなんとPete Rockが制作を担当、Pete Rockらしい繻子のように滑らかで緻密な音色を編んだソウルフルなメロウで、The Loxの三者三様のラップがそこに艶やかな彩りを加えるのもナイス。最後はなんとGucci ManeとInfaRedを客演に招いた「Secure The Bag」で、Itrez Beatzが制作を担当したビコボコとチープな電子音をベタンベタンとスタンプしたトラックに、いかにもGucci Maneなラップで乗っかるThe Loxに少し違和感を覚えるラスト。でもとにかく全曲において、“ぶん殴る”ラップのSheek Louch、“突き刺す”ラップのStyles P、“切り裂く”ラップのJadakissの華麗なマイクリレーで聞き手を魅了するのは昔ながらの高度な芸当で素晴らしいです(拍手)。

本当になんの捻りもないトラックとラップで(褒言葉)、驚くほどに純正のRapアルバムといったところ。せっかくのRoc Nation配給なので、Jay Zやらその周辺が参加して欲しかったけれど叶わずなのは残念だったかな。確かに玄人受けするようなサウンドなんだろうけれど、それでもThe Loxの作品の中では最も地味な一枚になってしまっているのが残念な印象。やはりBad BoyやRuff Rydersの面々にも参加して欲しかった、つまりは久々の復帰作だからもっとド派手でも良かったかなと思います(我儘)。と言いつつもThe Loxは好きなMCの塊なので、またこうして集結してもらいたいです。








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