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自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
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Wu-Tang Clan「The Saga Continues」
wutangsaga.jpg

Hip Hop界最強のクルーであろう、Wu-Tang Clanの通算七作目となる『The Saga Continues』を御紹介。2014年に発表された前作、六作目『A Better Tomorrow』からおよそ三年ぶりとなるのが本作(この『A Better Tommorow』が素晴らしく、その年の年間第九位に選んだほど)。レーベル移籍を繰り返しながら結局は、統帥RZAが立ち上げた自身のレーベル"36 Chambers Alc"からのリリースで落ち着いた模様です。
それではザックリと今更な感想を書いていきますと・・・・・・まず本作はWu-Tang Clan名義のアルバムなんですが、実はRZAではなく、これまでも沢山のWu-Tang Clan楽曲の制作をし活動を共にしてきたRonald "Mathematics" Beanが全曲のプロデュースをしています(MathematicsはあのWu-Tang Clanの“W”のロゴのデザインをした人物でもある。RZAはExecutive Prouducerとしてクレジットされていますが、RZA以外のプロデューサーが全曲プロデュースしているWu-Tang Clanアルバムはこれが初めての事なのだそう。まずは「Lesson Learn'd」で幕開け、ここではInspektah DeckとRedmanが参加。サンプリングにDavid Porter「I'm Afraid the Masquerade Is Over」を使用しており、いかにもWu-Tangサウンドなヒリヒリと冷たく鋭い氷雨のようなトラックとピアノの旋律、その中で雨の飛沫をあげて空を切り裂くInspektah DeckとRedmanの的確に突くラップが無骨でカッコイイ。「Fast And Furious」ではHue HefなるMCとRaekwonが参加、せせらぎの音のように鳴るピアノ鍵盤と流水のように滑らかな速度で進行するトラックの中では、あのごつい図体ながらもその流れに呼応しつつ弱点(鼓膜)を涼しげに圧迫してくるRaekwonの巧者っぷりが際立ちます。「If Time Is Money (Fly Navigation)」ではMethod Manが単独で参加、夜風に舞う花吹雪のように淡く軽やかな鍵盤音に、流麗しなやかにラップで空を切るMethod Manの演武術のようなラップがもはや芸術品の域。「Frozen」ではMethod ManにKilla Priest、Chris Daveが参加しており、絶対零度で凝結したような鍵盤音のゴツゴツしたトラックに、三者の拳骨のように尖った鈍いラップが絡み合うのが痛快。「Pearl Harbor」ではGhostface KillahにMethod Man、RZA、そして今は亡きSean Priceが参加しております。ねっとりと繰り出されるホーンとビートはまるで、鉛のように重たい曇天とその遠くでゴロゴロと呻く雷鳴のようで、そのトラック上でまるで涙を流す様にド渋いラップの雨を降らし、黒く濡れる彼らは最高に燻し銀(痺)。Wu-Tang Clan名義(Method Man→Raekwon→Inspektah Deck→Masta Killa→最後の語りをOl' Dirty Bastard)で、Redmanが客演となっている「People Say」は、サンプリングにThe Diplomats「I've Got the Kind of Love」を濃厚に使用。 フックは原曲をそのまま拝借しギラギラに発酵させて昇華し、その円熟味を武器に末梢神経まで研ぎ澄まし金剛のような艶と硬度をもって繋ぐマイクリレーは永遠の輝きを放ちます。静かに暗躍するWu-Tang Clanの面々の中に、火薬仕掛けのRedmanが飛び込むことであちこち発破するのもアクセントで醍醐味。「Why Why Why」ではRZAが単独で登場、歌フックには女性シンガーのSwnkahが参加し囁くようにしてうっすらとした艶を演出。ヒリヒリするような静寂の中を、騒ぐ血を漲らせて鼓動を打つ様な脈拍ビートの中で暗躍するRZAの暗殺拳法ラップが最高にイル(痺)。筋張って腱のような鍵盤音と鍛錬された曇ったビートが煙る「G'd Up」は、Method ManにR-Mean、Mzee Jonesが客演参加。淡々と仕事をこなす漆黒のMethod Manと甲高いラップで刺すR-Meanもなかなかの手練。Wu-Tang Clan名義で盟友(舎弟)のStreetlifeが客演参加した「If What You Say Is True」は、剣が鎬を削る音と共に暗澹たるホーンが血の様に流れ出る功夫チューン。永遠の悪童デュオことMethod ManとRedmanがタッグを組んだ「Hood Go Bang!」では、シンプルにピアノループを繰り続けることでシンプルな演武曲を実現。Steven Latorreの甘ったるい歌フックがトラックに憂いと湿り気を与える「My Only One」は、サンプリングにRenaldo Domino「Nevermore」を単調ループさせたほろ苦いソウルミッド。ここでマイクを回すのもGhostface KillahにRZA、そして準レギュラーなCappadonnaという劇渋で芳醇なマイクリレーでまるで墨汁で書いた書物のようなラップを披露。最後を締め括るRZAの「The Saga Continues Outro」も、淡々と語るようなRZAの有り難い説法のようなラップが神経を研ぎ澄ましてくれるナイスアウトロ。

蓋を開ければ「People Say」と「If What You Say s True」の二曲のみがWu-Tang Clanの名義で、あとはソロ曲の寄せ集めのような一枚でやはりそこは残念。GZAとU-Godが参加していないのは不和のせいなのか、それとも法的な問題なのか僕はちょっと覚えていません。Masta KillaがBillboard誌に明かした情報によれば、デビュー25周年に向けて制作中のアルバムがあり、そのアルバムではRZAが監督という立場で、Ghostface Killahが楽曲制作を担当しているという情報もあるので、そこでの全員揃い踏みに期待したいですね。








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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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