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RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

09 2018
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Phonte & Eric Roberson「Tigallerro」
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PhonteとEric Robersonの名コンビが遂に共演した、Phonte & Eric Robersonの『Tigallerro』を御紹介。Little BrothersやThe Foreighn Exchangeに所属するPhonteの愛称であるTigalloと、Eric Robersonの愛称であるErroを組み合わせた造語“Tigallerro”がアルバムタイトルになっている模様、デュオの名前もこれにしたらよかったのに。これまでにも幾度と共演経験もあり、その相性の良さを証明している二人ですから心配はご無用。二人の顔がちょっぴり覗くこの白黒のジャケットも抜群にカッコイイから好き、もうこれで中身の保証もしてもらったも同然(空論)。
という訳で肝心の中身がどんな感触かを不器用に書きますね・・・・・・まずはE. JonesとZo!が共同制作した「It's So Easy」が先行シングルでした、これがもうプリズムのようなトラックにシンセや鍵盤が光(しかし陽光のような暖かな)となって拡散して抜けてゆくような鮮やかで眩いミッドでグッド。こう書くとなんだか無機質に思えるかもしれませんが、そこはPhonteとEric Robersonの柔らかく温もり溢れるヴォーカルが程よい弾力を肉付けしていてすごく春うららで心地良い。星明かりが鋭く感じさえする冬の夜空をも超え、月面を遊泳するようなほんのりと冷たくスペイシーなトラックがクールな「Thru The Night」はS1が制作を担当。キリリと澄んだ空気を震わせて奏でる二人のヴォーカルはビターで結晶みたくソリッド、Phonteのラップなんかも滑ったりして月光のようにエッヂーな感触が生まれていてカッコイイ(痺)。Butcher Brownの鍵盤奏者であるDJ Harrison(Devonne Harris)が制作を担当した「My Kind Of Lady」は、ほんのりと甘い香りが漂うよ花園のようなフローラルなトラックと、フックでのひらひらと蝶が舞うようなファルセット(これにD'Angeloの官能を感じるのは僕だけ?)が優美で印象的。ウォータリーなメロディと硬いビートが溶け合い、スコッチオンザロックみたいな金色な美しさと酔いを回らせる「Hold Tight」は同じくDJ Harrisonが制作。ちょっぴりラップっぽい歌唱なんかも混ぜたりする感じはTy Dolla $ignなどの現代的アプローチに通ずるし、二人のマッタリとした艶っぽいヴォーカルが鼓膜にほどよい灼熱感と潤いを同時に与えます。SlimKat78にAaron Hardin、Mr. Turnerが共同制作した「Grow This Love」は、ギター弦の爽やかな音色を清水で漱ぐようなメロディが淡く揺れて美しく、Eric RobersonとPhonteのヴォーカルの、ビードロの曲面が描く色彩みたくまろやかに輝きをとろけさせるような感触がたまらない(溜息)。The Foreign ExchangeとZo!が共同制作した「Never The Same Smile」ではShana Tuckerが客演参加、都会を金色に染める朝靄のように冷たくも鮮やかに鼓膜を刺すメロディがなんとも綺麗で、陽光が少しずつ外気を温めて霜を溶かすように奏でられる三者のヴォーカルも美しい。Stro ElliottとRich Mendina、KINGのParis Strotherが共同制作した「Waiting 4 Ya」では、ベテランのCarmen Rodgersが客演参加。蝶の羽音のようにひらめく微細いギター弦の音色が鮮麗で、とても芳しいフローラルなメロディにはCarmen Rodgersの華やかなヴォーカルが似合うし、Eric RobersonのミルキーなヴォーカルとPhonteのビターなラップの融合も絶妙。Extra Mediumが制作の「Lie To Me」は流星群のようなシンセがと瞬いては滑るミッドで、その上を軽妙に舞ってステップを踏む二人のヴォーカルがこれまたドリーミー。なんだか耳が深々と疼くような夜の静寂と、その間を縫って恋人たちの微熱混じりの吐息が漏れるような、そんなコントラストがなんとも艶やかで甘美なスロウジャム「3:45」はSheldon Williamsが制作を担当。最後はDaniel Crawfordが制作した「Something」で〆、ホーンやパーカッションがベースが空気を含んで舞い上がるエアリーなミッドは軽やかで、サテンのような二人のヴォーカルをより優しく耳触り良くしてくれています。

全く期待を裏切らない濃厚なネオソウル盤で最高の一言に尽きる一枚、PhonteとEric RobersonのタッグはR&Bリスナーからすれば“鴨が葱を背負ってきた”みたいなものですから(笑)。制作陣に関しても彼らのことをよく知る人物が固めているので、もう水を得た魚のごとく二人も優雅に泳いでいて心地良さは抜群。




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Az Yet「She's Magic」
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Babyface(つまりLaFace Records)を後ろ盾にデビューしヒットしたR&Bグループ、Az Yetの通算二作目となる『She's Magic』を御紹介。元は五人組で活動していたAz Yetですが、メンバーの脱退や加入などの紆余曲折を経て、現在はDion Allen、Marc Nelson、Kenny Terry, Jr.、Claude Thomas, Jr.の四人で再結成しての本作となっています。中でも有名なのはやはりMarc Nelsonで、もともとはBoyz II Menのメンバーとして名を連ねながらデビュー前に脱退、Az Yetヒット後にはソロ転向して秀作『Chocolate Mood』をリリースしていたりします。Az Yetもデビュー作『Az Yet』だけで十分な認知度を誇っていて、そのデビュー作からなんと20年経過してからの二作目、驚きでございます。
という訳で久々の作品を聴いての感想をちょっとだけ紹介・・・・・・まずはMarc Nelsonが制作した表題曲「She's Magic」でスタート、これがもう幾つもの星座が転回する満点の星空のような、煌めきとしとやかさが光るAz Yetらしい繊細スロウでうっとり。続いてもMarc Nelsonが制作を担当した「Love Her Mind」は、アコースティックギターの乾いた弦音が夏風のような清々しいメロディを運ぶミッドで、まるで新緑のように眩くも力強く輝くAz Yetのハーモニーがたまらなく心地良い。しっとりと夜風のようなクールでウェットなサウンドが鼓膜を濡らす「Young Girl」もMarc Nelson制作、聴いているだけで結露してしまいそうな濡れたAz Yetのハーモニーがエロくてカッコイイ。またまたMarc Nelsonが制作の「Real Man」は微弱なシンセが淡く発光するナイーブダークな極細スロウジャムで、Az Yetの透けるほどにうっすらと重なり合うハーモニーがまるで夜霧のようでミステリアス。「Quality Time」もMarc Nelsonが制作を担当しており、水を打つようなビートと波紋のように広がるメロディが潤いを感じさせるウォータリーミッドで、ミネラル分たっぷりのAz Yetのハーモニーを鼓膜もゴクゴク飲み干します。「Kiss From A Rose」はSealの代表曲をAz Yetらしくアカペラで完璧カバー、原曲の持つあの荘厳さはそのままに、アカペラだけで構築しさらに音が削がれ研ぎ澄まされて鼓膜にサクサクと流れ込む感触がたまらなく気持ち良い。続く「Last Night」はBabyface制作でAz Yetの代表曲をリメイク、相も変わらずな秋風のように哀愁の漂う褐色のバラードで、ほどよく重みのあるコーラスがまた切ない。ポロポロと爪弾き零すアコースティックギターの音色に、心がスッキリと洗われる「Better Than Sex」はClaude Thomas, Jr.が制作で、無垢なメロディに鳥がさえずるように優しく柔らかなAz Yetのハーモニーがふわふわと吹かれるので夢見心地。Dion AllenとKenny Terry, Jr.が共同制作した「Feel Good Blues」はその名の通りブルージー、この流れでは僕はちょっと蛇足に感じたけれども(辛口)。キリキリと締め付けるように鳴るスパニッシュギターの音色が胸をチクチク刺す「Tell Her How I Feel」はDion AllenとKenny Terry, Jr.とClaude Thomas, Jr.が共同制作で、セピア色した淡く切ないAz Yetのハーモニーが木枯らしみたく胸を吹き抜けるのが痛い(寂)。最後を飾るのはBrian McKnightの名曲「One Last Cry」のアカペラカバー、凛として頬を伝う一筋の涙のように綺麗に紡がれるAz Yetのハーモニーが、乾き切った胸の奥深くまで染み込む一曲でラストに相応しい(感動)。

カバー曲とセルフリメイク曲が全11曲中に3曲、つまりは新曲8曲なんですがそれでも満足できました(微笑)。メンバーでの制作ももちろん良いけれど、やはりデビュー作で手腕を揮ったBabyfaceやBrian McKnight、Jon B.やBryce Wilsonなんかも楽曲提供して欲しかったなんて思ってしまいます。でもアカペラの数々はやはり極上絶品ですし、安心して聴き入ることのできる良盤でした。




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AlunaGeorge「I Remember」
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Aluna FrancisとGeorge Reidで構成されるデュオ、AlunaGeorgeの通算二作目となる『I Remember』を御紹介。英国の人気企画“BBC Sound Of 2013”で第2位に選ばれ一躍脚光を浴びた、英国はLondon出身の彼ら。R&Bとエレクトロを融合させたサウンドで、どちらかといえば僕みたいな黒音楽好きにも迎合された感があります。タンザニアのバンツー語で“ここへおいで”、ポルトガル語で“生徒”、そしてマヤ語で“母なる大地”を意味を表すというAlunaがメロディーと歌詞とヴォーカル、Georgeがシンセサイザーとプロダクションを担っているのだとか。あと、Aluna FrancisはNext Modelsなる世界的なモデル事務所ともモデル契約をしているのだとか。
とまあ知ってる知識は並べ終えたので感想を書きますね・・・・・・まずはAlunaGeorgeとMark Ralphが共同制作した「Full Swing」で遊泳開始、AlunaGeorgeらしいシンセサウンドをジェル状にしたようなプルプル感触のクールチューン。Alunaのなんともコケティッシュなヴォーカルがキラキラと輝くのも良いし、客演参加のPell(彼のMixTape『Floating While Dreaming』がとても素晴らしいので要チェック)のフワフワと浮遊感のあるメロウなラップもグッド(痺)。Zhuが制作&客演をした「My Blood」は宇宙空間に亀裂が入りそこに吸い込まれるような、そんなズブズブと黒い濁ったサウンドのダークホールミッドで、その中で一筋の光明のようにAlunaの流星のようなヴォーカルが冴えるのが対比で美しい。YogiとRock Mafiaが共同制作した「Not Above Love」なんかは英国産らしいレトロソウルな焙煎メロディで、ちょっぴり硬度を高めたトラックに瑞々しいAlunaのヴォーカルが跳ねるのがなんとも涼しげでクール。「Hold Your Head High」はなんとStarGateが制作を担当しており、レゲエ風味のトラックながらStarGateらしい蒼く澄んで透き通ったシンセの瞬きを施してあるのが味噌で、光の波の中で揺れて踊るAlunaのしなやかで細いヴォーカルが無機質だけどセクシー。AlunaGeorge制作の「Mean What I Mean」ではLeikeli47とDreezyが客演参加、これも象の鳴き声のようなホーン音の中で熱さでパチパチ跳ねるように踊るレゲエチューンで耳に残ります。John HillとStint、AlunaGeorgeで共同制作した「Jealous」もトロピカルに電飾を絡めたネオンサイケなアッパーで、こういう電子回路でメロディを明滅させるようなエレクトロなトラックに、Alunaのキャンディみたいにべったり甘くてぼんやりカラフルなヴォーカルがバッチリ似合う。最近なんだか注目されているPopcaanが客演参加した「I'm In Control」はAlunaGeorgeが制作を担当、これもストレートなレゲエチューンなんだけれどAlunaGerogeのネオンカラーを通電させる術と、Alunaのキャンディ声で妖しく光り透ける一曲に変身しています。表題曲となる「I Remember」はFlumeとAlunaGeorgeが共同制作の暗澹ミッドで、真夜中の海辺に月光が溶けてクラゲがプカプカと漂うような遊泳電子チューンで、水面に映る波紋のように幾重にも振幅を広げるAlunaのヴォーカルも神秘的でスーッと鼓膜に浸透する。AlunaGeorgeとMark Ralphが共同制作の「In My Head」は泥のような重たいビートと真水のようにパシャパシャと飛沫をあげる電子メロディが面白くて、辛味あるスパイシーなトラックにAlunaのサワー風味のヴォーカルがすっきり美味。AlunaGeorge制作の「Mediator」はどことなくアジアン風味の香るメランコリックなスロウで、乾いた秋風のように情緒深く吹き抜けるAlunaのヴォーカルがシュガーテイストでグッド。全盛期のThe NeptunesやRockwilderみたいなピコピコ打ち込みビートがエッヂーな「Heartbreak Horizon」もAlunaGeorge制作、ホーンをぶっ刺した生粋のファンクチューンに、ツヤ光りするメタリックなシンセや銀細工みたいなAlunaのヴォーカルが乗っかるのがカッコイイ。これまた電気と水という相容れないハズの音が化学反応を起こしている「Wanderlust」はJohn HillとStint、AlunaGeorgeの共同制作で、グロテスクさとウォータリーさと電飾が重なった、深海を泳ぐ電気アンコウ的なメロウチューン(賛辞)。

ハッキリ言って一作目だけで消えてしまうかなと危惧していたんですが(誤解の無いように言っておくと、彼らのデビュー作『Body Music』もこのブログでは未紹介のままだけれど、聴いているしクールで充分良かった)、こうして無事に2ndもリリースされて良かったですね。サウンド的には最近流行りのレゲエ寄りなものが多くて、最近のDrake作Rihanna作で楽しめた方ならすんなり楽しめるハズ。あとAluna Francisのヴォーカル的には、Jhene AikoYunaが好きな方なんかも楽しめるかと思います。








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Mindless Behavior「#OfficialMBmusic」
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2010年にメンバーが13歳でデビューしたキッズグループ、Mindless Behaviorの通算三作目となる『#OfficialMBMusic』を御紹介。Producerとして知られるWalter Millsap IIIと彼の音楽パートナーのCandice Nelsonらによってオーディションを開催、Prodigy、Roc Royal、Ray Ray、Princetonの四人が選ばれ、R&B界に久々のキッズグループMindless Behaviorが誕生しました。1st『#1 Girl』と2nd『All Around The World』とヒットを記録、順風満帆に思われましたがPrincetonを除く三人が相次いでグループを脱退。という訳でオリジナルメンバーはPrincetonのみを残し、新たにEJとMikeがグループに加入し再スタートとなったのが本作。配給もWalter Millsap III率いるConjunction Entertainmentからということで、インディでのリリースになっているみたいです。
という訳で僕の知らない間に起こったことは書き終えたので感想に・・・・・・まずは制作陣に関してですが、そこはやはりMindless Behavior(以降はMBと省略)の生みの親であるWalter Millsap IIIが全曲の制作を担当、脇を先述のCandice C. Nelson、Blewa Muhammadなどが固めています。まずはProblemとBad Luccを客演に迎えた現行トレンドであるポロポロと崩落させるビートが効いた「#iWantDat」でスタート、絶えず鳴らすビートの粒々感はまるでタピオカみたいで喉越しが面白く、意外にもアダルトで湿り気のあるヴォーカルの新生MBに期待も膨らみます。続いてもDJ Mustardっぽい抜け感のある往復ビンタ系のビートがこだまする「#FreaksOnly」はBad Luccが客演参加、やはりMBのマッタリとしたなかなか濃厚なヴォーカルが響いて、こういうなだらかなメロディを上手く機能させています。たっぷりと溜めて仰け反るような、あの肉体派Tankの系統の壮麗スロウジャム「#Lamborghini」なんかはもう最高(痺)。霜が降りそうなほどに冷たく澄んだトラックは鼓膜が切れそうな程に鋭利に細く輝き、その中でMBの微熱を弾けさせてグラインドするヴォーカルが素晴らしく艶美。「#Blur」は左右に大きく揺れる振り子ビートの中で、MBの蜃気楼のように妖しく歪むのもグッド。近年のEDMブームに乗っかったNe-Yoライクな四つ打ちアッパー「#DanceTherapy」も、バリバリと放電し瞬くシンセチューンに、アイスミントみたく爽快クールなMBのヴォーカルが炸裂していてカッコイイ(昇天)。「#Better」ではKRが客演参加しており、氷点下ブルーなメロディが鼓膜を少し凍りつかせ、時に囁き時に吠えるようなMBの起伏の激しいヴォーカルがそれを砕き、メロディの破片が飛び散るのがドラマチック。「#OverNightBag」はウォータリーな音色があちこちに流れて満たすリキッドメロウで、その流れに逆らわず流線形の美しいヴォーカルで水流を作るMBのスウィートさが良い。ビョンビョンと跳ねる弦音が清涼感のあるグルーヴを生む「#1UCall」はWalter Millsap IIIが巧い、ここでこういうレトロなアッパーで留め金を打つのは流石な構成力。MBの甘酸っぱくてスッキリとフレッシュなヴォーカルが迸る「#ComeUp」もやはり美味、キレのある炭酸水みたいな透明感のあるトラックがMBのヴォーカルの酸味をより引き立てています(堪能)。ImmatureやB2Kみたいなエッヂーでセクシーな鋭角サウンドを纏ったミッド「#SongCry」も最高で、メタリックな加工が施されたMBのシャープで滑らかな反射光ヴォーカルもカッコイイんです(突刺)。最後を締め括るのは「#Muzik」では、なかなかコクのあるMBのビターなヴォーカルがドクドクと膨れてサウンドを拡張してゆくタフでキュービックなミッド。

あれれ?全くとまでは言いませんが、そこまで期待していなかったんですが、新生Mindless Behaviorはなかなかセクシーでカッコイイじゃん(痺)。Chris BrownやNe-Yoが好きな方は、つまりそこまで純粋R&Bでないポップ混じりなR&Bが好きな方は絶対にハマりますね(断言)。インディなのもあってかあまり話題になっていないけれど、これ結構好き、ボーイズグループが群雄割拠していた時代を知る三十路以上は、過剰反応せずにいられないのでは(危惧)。






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Zo!「SkyBreak」
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Detroit出身の鍵盤奏者であり音楽Producer、Zo!の通算三作目となる『SkyBreak』を御紹介。Zo!って名前こそ知っていたけれど聴いたことはなくて、何をしている人なんだろうってのが正直なところでした。調べてみたら、鍵盤奏者(というよりマルチ奏者)としてJ DillaやThe Roots、あとはThe Foreign Exchange(PhonteとNicolayのデュオ)の音楽ディレクターを務めていたりして、意外と僕にもこれまで接点はたくさんあったようです(無知)。ちなみにこのジャケットは、閉店となったワシントンDCの老舗ジャズ・クラブで撮影されたものなんだとか(伝聞)。
という訳でそんなよく知らない状態で感想を書いちゃうと・・・・・・本作の制作に関しては、Zo!とPhonteの共同によるもので、楽器演奏はほぼほぼ全てをZo!が行っております(驚)。まずは才媛と称賛されるSy Smithが参加した「Lake Erie」でスタート、チョロチョロと湧き流れる清水のような鍵盤の音色に洗われ、Sy Smithの華やかで淡いヴォーカルがひらひらと舞い降るのがなんとも美しい。ピコピコとキュートな打ち込みがアナログチックに作動する軽妙ブギーな「Starlight」は、PhonteとCarmen Rodgersが揃って参加。Phonteがこれまたまろやかクリーミーなヴォーカルをひらりとファルセットとかで浮かびながら宇宙遊泳するのが愉しいし(EW&F風)、Carmen Rodgersの声もふんわりと重なるのが光を与えてイイ。Muhsinahが参加した「Packing For Chicago」もトロトロに粘度が高まった鍵盤音の連なりがドリーミーで心地よく、Muhsinahの艶美なヴォーカルがつるんとしていて鼓膜にスルスル入る。Shana Tuckerがヴォーカル、Phonteがラップで参加した「I Don't Mind」は、適度な硬さのドラムビートを背にキラキラとした鱗粉鍵盤音を散らす颯爽としたミッドで、Phonteの小気味良くて軽やかな疾走ラップも羽のようで気持ち良い。まるで夜空に満天の星空が巡るような、そんな煌めいた小粒な鍵盤音が輝く「Wishing You Well」は、Carmen Rodgersのふくよかでラグジュアリーなヴォーカルが輝くのもとっても素敵です。Eric Robersonが参加しビタースウィートな歌声を香ばしく響かせる「A Season」は、多重録音されたEric Robersonヴォーカルが温かく朗らかな厚みを生み、そこにまたふかふかのホーンも鳴ったりするのでしっかりフェザータッチなソウルチューンに昇華されています(酔)。「Just Whatcha Like」ではなんとあのJoiが参加、ビヨビヨとネオンに似た電流を泳がせるディスコブギーなトラックは流星のように滑らかで、Joiのハニーテイスト&感触な甘美なヴォーカルが閃くダンスチューン。微細な電子の暗海の中を泳ぎ漂うような静電気メロウ「Lifelines」では、やはりモロにMichael Jacksonマナーを継承したDornikがひらひらと海月のように揺らめくのが心地良いし、Phonteの水墨画のような淡さもある黒いラップも最高です(痺)。「For Pops」は完全なインストで、DrumsにNick Baglio、GuitersにChris Boerner、CongaにLeroy "Boogie" Grierが参加。最後はTamisha Wadenが参加したちょっぴりボサノヴァチックな「Steal My Joy」で〆、暑い夏をちょっぴり涼しくしてくれるオーシャンブルーな一曲で爽快。

PhonteEric RobersonCarmen RodgersDornik、そしてあのJoiと、僕の大好きなシンガーを集結している時点で即買いでした。Zo!の鍵盤の魔法に心地よく溺れることのできる、とっても清涼感のあるソウルアルバムでスッキリと聴き終えることができます。まだこのブログではThe Foreign Exchangeに触れることが出来ていないので、いつか書けたらなとおも思います(夢)。






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